2022年6月14日
web3について学習しながら日々感じることなどをNotionブログに記していこうとした日です
自分は現在輸出商社のコンサルティング及び営業活動、データサイエンティストを主な業務として働いています
インターネットにより、AIにより社会が変化してきました
そして、ブロックチェーンの浸透により新たな時代の節目を迎えています
次世代はどんな社会になるのか
定義もまだされていないweb3について
自分達自身で勉強をし作っていかなければなりません
決意した日から2ヶ月が経ちました
これまでに見えてきたことや現時点での自分の考え方をまとめたいと思います
過去ブログを集約したものとなりますので
詳細等は記事を見ていただけると幸いです
では、参りましょう
まず本を読むところからスタートしました
伊藤穰一さんの「テクノロジーが予測する未来 web3、メタバース、NFTで世界はこうなる」
難しい堅苦しい表現は無く軽快で読みやすいのでオススメです
web3によってありとあらゆるものが変化する
その変化は一国にあらず世界中にわたり
DAO,ブロックチェーン,メタバースは新しい民主主義を作り出し経済圏を営むことになるだろう
のようなことが書いています
こんなワクワクすることが起こるのかと期待に胸を膨らませました
どうもweb3にはDAOとブロックチェーンが鍵となるのだなということを感じ
そこに取り組むことにしました
ブロックチェーンを開発するSolidityというコードを学びました
web3の特徴に人間の手を介さず自動的にブロックチェーンで記録されていくシステムがあります
それがスマートコントラクトです
日本語訳にすると、機敏な契約
コードを触って感じたのは難しい内容ではないけれども何をしているのかはわからないということです
javascriptのようなファイル構成であり理解することには困りません
既存のフロントエンドにSolodityのコードを組み合わせてブロックチェーンを作るといったイメージ
しかし、送り手、受け手の考え方や少し独特な構文や作法もあるので利用できるところまでにはいかなかったです
web3ではこうしたコードも公開されることになっています
よりよいコードを書いた人への報酬という形で後にも出てくるガス代が発生しているのです
現時点では何か開発に携わる機会も無いので概念理解に留めています
そしてブロックチェーンのコードについて知ると実際に運用しているのは何か気になるので
NFTを購入することにしました
web上のお財布にMetamaskを利用して
OpenseaというNFTマーケットで購入するという流れ
2つのNFTを購入し一つの独自ドメインを作成しました
ドメインとは .com .org などのことであり、NFTでも存在します
twstera.ethはNFTにあたり代替不可能な唯一のものです
一連を経験して感じたことはとてもスマートであるということです
そして購入したNFTはプラットフォームに縛られることなく受け渡しが可能になります
取引履歴は全て一般公開されており、偽造が不可能です
非常に安心できてストレスフルなシステムに感動しました
ことあるごとにブロックチェーンの技術を使うガス代というものがかかります
初めは毎回お金を取られることに嫌な気がするかもしれません
しかし、これも当然の感覚になると思います
ガス代はブロックチェーン技術への報酬です
これまで決済をするには銀行のような中央集権型の組織がパイプ役となっていました
それがweb3の世界にはありません
非中央集権型の新しい組織です
それを支えるインフラの技術はオープンソースでありその技術者たちへの報酬はあって然るべきでしょう
さて、NFTを購入することによりweb3の世界観に触れました
次に注目したのがDAOです
これが自分が感じているこれからの社会に最も必要とされる考え方です
DAOはコミュニティ主体の新しい民主主義の形です
会社においては社長、従業員、アルバイトは存在せず
全員が一人の参加者として存在します
それぞれにトークンが付与され全ての意思決定は投票によって決められます
Aragonというツールを使って早速自分でDAOを作ってみました
DAOについては現在まだブログを更新中です
これまでに感じていることは以下になります
一つづつ意見を述べたいと思います
先ほども説明したようにDAOは主導権を握る存在はいません。もちろんモデレーター又は組織を動かすリーダーは存在しますが裁定者のようなポジションはありません。全てコミュニティに属するものが所有するトークンによって多数決によって決められます。株のように持株比率によって支配力に影響を及ぼすようなこともSBTという概念によって解決が進められます。
DAOにはいろんな種類が存在しており最も盛んなのがDeFiといった金融、投資目的のDAOです。スタートアップ企業にとって素早い資金調達は必須でありDAOは最も適しています。 とりわけ利用される暗号資産は金融庁の許可を得ないものも多く、詐欺被害に遭うケースも多くこういった面からも自分自身での理解も必須です。
DAOに関する法律もまだ日本では追いついていません。日本では税金がかかりすぎて難しいという話もありますがこれは話が飛躍しすぎている部分もあるでしょう。うまく法律と関わり、また弁護士や税理士と相談すれば日本でもリスクを抑えてDAOができます。最近(22/8/6)では日本暗号資産ビジネス協会(JCBA)が法改正の意見書を政府に提出もされました。
政府自民党内でもweb3に関する議論は活発に進行中でありますので私たちがDAOを気軽に作ることができるようになるでしょう。個人的にはまず企業がDAOでプロジェクトを進めることになり、それが日本中に広まると予想しています。DAOは副業にもとてもマッチしたものです。
DAOを作ろうとなって一番はじめに躓くのがミッションです。現在シリーズで更新中のDAOを作るためにしなければならないこと。概念ではなく具体的な行動でも今後書く予定ですが、何のためにそのDAOが必要なのかということが軸にないとそれは無意味なDAOになります。まず、何を解決したいのか、次に、それはDAOが必要なのか、さらに、常に動いているものになるのか、最後に、それは楽しいのか というフローに沿ってDAOを立てると良いと考えます。細かいことは執筆記事で話したいと思いますが、これが大事だと自分は考えています。
また、DAOを実際に動かす時に必要なのはその技術を理解して利用することです。間違ってはいけないのはDAOはなんでもかんでも解決する夢のようなものではありません。あくまでツールであり、物事を決定して解決して作っていくのは私たちです。ツールを使ってより公平でみんなにとって嬉しい社会を実現するためのDAOです。会社というものを考えてみましょう。社長という決定者がいて、それを支える従業員、社員が会社のインフラを支えています。みんなが社長の会社は想像できますか? それは井戸端会議の空虚な組織に他なりません。DAOでも作り手が必ず必要です。面白い話があります。MZDAOという元Zozoの社長の前澤さんが作っているDAOなのですが次の図を見てください。
これを見てどう感じますか?自分は経営者の多さにあららと思ってしまいました。これでは社長ばかりのDAOになってしまい物事を実行できる人がいません。つまり何が言いたいかというと、この傾向から今後日本では技術者不足になるでしょう。なので日本でDAOブームそしてDAOが社会の基盤となるときに必ず技術者が足らなくなります。DAOはグローバルなので英語や多言語でDAOを運営するのであれば世界中にいる技術者を引っ張ってこれたらいいのですが、日本国内ではそうはならないでしょう。もう一つ、仮に海外の技術者を雇ったときにその人たちをゴールへ導くことができる手腕を持っているかということもポイントです。いわゆるPMになります。これは私も該当するのですがPM、QA等の経験がない人が多くなり、なんちゃって経営者が溢れると思います。逆にいうと、技術を磨く人であればこの先の社会で重宝されることは間違い無いでしょう。当然、技術は日進月歩で自分自身がアップデートし続けないとなりません。DAOの世界では真面目な人が輝く未来になるでしょう。自分自身もスキルアップにますます精進しないといけないとしみじみ感じています。
1.2と通して共通しているのは全ての情報のもとは英語とプログラミングであるという点です。web2.0時代にはシリコンバレーのテック企業が世界中を席巻しました。現在はマイアミやドバイ、シンガポールという場所から新しいムーブメントを生み出そうとしています。なぜ海外からの動きが速く日本は一歩遅れ気味なのか。いくつか仮説を立てることはできますが私が思うに、風習と言語を使う人口が大きい要因だと考えます。日本は割と何か始める段階から規制をしようとします。それは消費者保護を重視しているので保守の日本人意識にはとてもマッチしています。しかしながら、指数関数的にテクノロジーが進化している現在の行政では、法はもう追いつきません。また、海外には失敗してもチャレンジしてみよう。チャレンジから新しいことを考えようという思考が強いです。つい最近ではTerraの暴落やSolonaのハッキングが問題がありました。こうした事象に対しても悲観的にならずどう対処しようかという考え方を持つことができるかどうかが重要です。常に変化をしようとするイノベーションは海外に多く、その主たる情報は英語で行われています。英語での情報が一番情報量が多く速いです。これまでは最先端の情報が少し遅れて翻訳されて日本で広まりました。ですが、そのスピード感では2ヶ月前の情報ももう古いものとなっているのがweb3の社会。その英語の世界に入れるかどうかが一つのポイントです。そして英語にあまり壁を感じないことも大切です。私たちが日本語で話そうとする外国人に対して揶揄するようなことをしますか?決してそんなことはなく、何を伝えようとするのか耳を傾け、会話をしようとするはずです。逆も然り、英語で話そうとする日本人に対しては好意的に感じてくれると思ってくれるでしょう。そんな英語でやりとりをするのですが、共通の話題となるのはこの先間違いなくプログラミングでしょう。ブロックチェーンもプログラミングです。スマートコントラクトと呼ばれる今はまだ一部の人しか扱わない、独特の言語でしかありませんが、いずれ形を変えて、JavascriptやPythonのようなカテゴリになると自分は予想します。他の言語でもそうですが似ています。あとは、変数や関数を使い、オブジェクト思考で考えられるかどうかでしょう。これから生まれるブロックチェーンも大きく変わりは無いはずです。それについて読み書きができて、対話ができることは非常に自分を豊かにするに違いありません。web3の世界が一つのネットワークでつながる社会においてプログラミングは読み書き算盤の一つとなるでしょう。そんな将来に対して危惧しているのはそれに日本人が対応できないという点です。日本の高齢化は単に経済的側面だけではありません。パソコンを使えない、プログラミングをできないという人口はますます増えていきます。一方、東南アジアや経済成長を進める国々は平均年齢が20、30歳代と若くデジタルネイティブです。新しいネット社会を作るとなった時に日本は参加できない。なので、今の若い人はパソコンを手にとって何らかしらの言語を学ぶことが必要だと思います。義務教育でプログラミングが始まりましたが、積極的に行っていってほしいです。
DAOによって新たな基盤の上で社会活動が行われるのですが、そのプラットフォームはメタバースでしょう。
メタバースについての自分の記事はまだ始まったばかりなので多くを語ることはできませんが
VRゴーグルをつけなくても、webの仮想現実でアバターを介して人がコミュニケーションし経済的営みを行うことが想像されます
そして、と続くのですがこれはまだ私の心に秘めておきます
いかがだったでしょうか。
とても重たい内容だったでしょうか?かなり薄い内容だったでしょうか?
web3についてまだまだ勉強しながらブログ化を進めていきます
そして、勉強しながら新しい社会づくりに参画していきたいと思っています
web3には定義がありません
これから自分達の手で作っていくものです
なので、面白いと思いませんか?
もし、そう感じられたのであれば一緒に勉強していきましょう。
自分のおすすめとしては
それから一番大事なことは自分が理解をすることです
世の中にうまい話はありませんし今後も存在しません
例えば仮想通貨で大儲けをしたという話はどういう内容か知った上で自分で判断しましょう
また、DAOなどの情報にもしっかりと吟味しましょう
ウォレットからお金を抜かれることもありますし、これからも起こり得ます
そんな危険ならやらない方がいいと思うのですが、それだと日本人的感覚です
自分が失敗してもいいぐらいの心持ちと時間をかけてweb3に関わっていくことが大切だと思います
というのが自分の現在地です
まだまだですが、チャレンジしながら前に進みたいと思います